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2013/10/1 株式会社ケイティ

偽トロキャプチャ(にせとろきゃぷちゃ)とは、ニンテンドーDSやPSvitaなどのゲーム画面をPCに直接取り込むことができる、
CPLD汎用開発ボードを使用したハードウエアおよびビューアーソフトウエアのシステム名称である。 


概要


ニンテンドーDSはゲーム画面をテレビなどに外部出力することは想定されておらず、画面をPCに取り込み
動画化したり生放送するためには画面をビデオカメラやWebカメラ等で撮影する以外に方法は無かった。
この方法では画質レベルの向上にある程度の限界があり、取り回し的にも不便であった。放送者が映り込んだり、
操作中のペンが映り込む欠点があった。


初代DS・DSLite・DSi・DSiLLの業務用機器としてゲーム画面を外部出力できるIS-NITRO-CAPTUREという
機器がインテリジェントシステムズより販売されている。
3DS用の業務用機器はPARTNER-CTRという機器で京都マイクロコンピュータより販売されている。
しかし、これらは任天堂からライセンスを受けた開発会社のみが購入可能で一般販売はされていない。

名称の偽トロはDSの開発コード「Nitro」からもじったものである。
3DSの開発コードは「CTR」であるが、通称である「偽トロ」を便宜上使用している。
偽トロキャプチャ、偽トロは株式会社ケイティの登録商標です。「偽トロ」登録第5614551号、「偽トロキャプチャ」登録第5650472号 


旧DSにおいて、液晶への信号ラインが基板上に直に出ていることを発見し、その信号をカメレオンUSB FX2を
用いてPCに簡単に取り込めるようにしたものがピピンP氏により開発された。
基板上のデジタル信号を直接取り込んでいるため、1ドット1ドットが明らかに分かるレベルで鮮明に取り込むことが
できる。ただし、作成にはDSの分解及びハンダ付け、外装の加工が必須となるのでそれなりの腕と覚悟は必要である
偽トロ代行サイトが存在しており自分の腕に自信がない方はこちらを利用している。


詳細


旧DS・DSLite・DSi・DSiLL・3DS・3DSLL・2DS・PSvitaでは信号、基板がそれぞれ異なり、今のところ作成できるのは旧DS及びDSi・3DS・3DSLL・2DS・PSvita(PCH-1000)である。DSは完全内蔵型でGBAもプレイ可能である。DSiはケーブル数が増加した(40本以上)為、改造後の外装組立が大幅に難しくなった代わりに、光デジタルオーディオ出力が取り出せるようになっている。


3DSは上画面がハイスピードで差動信号、従来の手法では3画面取り込みになるためUSB2.0の最大帯域である400Mbを超えてしまう。
そこで解決策として転送量600MbをこえるFPGAを内蔵した汎用データキャプチャーボードを開発した。
海外ではLOOPYが開発販売、国内ではカメレオンUSB FX SPA3が開発販売される。
方式は異なるが上下画面キャプチャーができ、機能的にはほぼ同じである。
30FPS~60FPSの出力が可能である。サイドバイサイドの出力に対応でき、モニタ側が3D対応であれば3Dでプレイすることも可能である。また、3D対応ではないモニタでもアナグリフモードで3D表示できる。
ただし、DS・DSiに比べ高密度で分解にも壊れやすく作業はリスクが伴う。配線には隙間がほとんどなく困難であるため、フレキシブル基盤で対応している。
組み立ては難しく、失敗した場合には本体基盤・ケーブル・ボードを破損する恐れがある。


3DSのマザーボードは6種類あり、それぞれ個体差があるため、ただ単に組み込んでも個体ごとの電圧が違うため、測定しないと映らない場合がある。偽トロ代行サイトでは電圧を測定して配送している。
ボードを取り付けた場合、裏ぶたが閉まらなくなるが、専用の裏ぶたがあり、国内版と海外版のキャプチャーボードのサイズに合わせて作成してある。

3DSLLでは専用の汎用キャプチャーボードが開発されており完全に内蔵できる。
難易度は高くなるが、電源部をUSBに変えることでスライドパッドも使用可能である。



偽トロ3DSの正式な組み立て方法!初公開


この手順は偽トロキャプチャーキットを使用してフレキシブルケーブル
(以下フレキ)を取り付ける手順です。

半田付けの難易度は経験者でも失敗します。
20Wのはんだごて、工業用はんだは必須です。
仕上がりが悪いと60fps出ません。

ゲーム機の分解、ケースの加工など綺麗に仕上げるためには
専用の工具が必要です。

電子工作が初めての方は、素直に制作代行にお願いしてください。

かなり無理です。泣きながら持ち込んでくる人が大勢います。
いまならキット購入者には「組立無料で!」と書くと無料になります。

<注意事項>

この手順に従って作業を行ったいかなる結果も全て自己責任でお願いいたします。
ゲーム機を分解/改造すると、メーカーの保証/修理が受けられなくなります。
ゲーム機本体のロットなどにより、ここで紹介する手順通りに行かない場合があります。

<キットに含まれるもの>

偽トロキャプチャーキット本体
フレキシブルケーブル
電源用配線材(10cm、8cm) ストリップ済み(そのまま半田付け可能)
サウンド用配線材(11cm 3本)
0.8mm業務用有鉛半田(30cm)
ビューアーライセンス

<必要な道具>

半田ごて(20W前後)
テスター
フラックス無洗浄タイプ(半田付けがブリッジしやすいので必ず塗布)
ケースに穴を開ける工具(超音波カッター、ハンドドリル、カッターナイフなど)
ハサミ
ピンセット
ルーペ


<フレキのカット>
フレキシブルケーブルを白い線に沿って切り取ります。



<ゲーム機の分解>
分解の前にまず服を脱ぎます。
静電気で基盤を破損しないためです。
保護シートを貼るときはちょっと体を濡らしてください。
ホコリを防ぐためです。

フレキを取り付ける前にゲーム機を分解します。

部品は非常に細かいので、ねじをなくさないようにしてください。

ねじをつける場所もすべて決まっています。

コネクタは壊れやすいので慎重に行ってください。
コネクタが壊れた場合、元に戻せません。

修理も高額になります。(メイン基盤交換のため10,000円以上)

分解方法はifixitに詳細に乗っています。参考にしましょう。

写真の裏ぶた上の4か所を外します。


裏カバーのねじを外します。


LRボタンのフレキを切断しないようにはずします。


超音波カッターでフレキシブルケーブルを通す穴をあけます。
失敗したとき用に基盤が通る大きさを開けてください。


全てのねじと音声マイク、SDカードスロット、無線基盤、アナログスティックを外し、基盤をはずします。
コネクタを外す際に破損すると元に戻せません。
慎重に行ってください。コネクタの交換は不可能です。



<ゲーム基板にフレキを取り付ける>
新しくフレキを作りました。電圧の安定と1.8V,GND、音声もフレキに含まれます。
dda3b65e.jpg

フレキをずれないようにはんだ付けします。ずれると動作しませんので
慎重に行います。
写真のようにGNDと音声端子用の線を配線します。
写真以外のところからGNDをとると60fpsでません。
細い線を使うとノイズが乗ります。


<基板を戻す>
写真のように基板を元に戻します。
スライドパッドのところは断線しやすいので注意してください。
コンデンサから1.8Vの配線を行います。
新しいバージョンでは必要ありません。
6fa6b420.jpg




<裏カバーを戻す>


空けた穴から、「フレキ+サウンド+1.8V」を出します。
ねじを全て止めます。
基盤のはんだ付け前に電源が入るか確認してください。
電源が入らない場合はケーブルがちゃんと刺さっていない場合があります。


<基板の半田付け>
フレキを基板の端子の上に乗せ、直接半田付けします。

事前に、フレキの端子の箇所の穴を半田で埋めておきます。
はんだが多いとブリッジやショートでゲーム機と基盤が破損します。
写真の量ぐらいです。


仮止めしたら、順次端子を半田付けしていきます。
フレキが浮かないように、上から押さえつけながら、
右下から左上の端子に向かって、半田付けします。
ずれたりブリッジすると60fpsでません。60fpsでない場合ははんだ付けのミスです。
テスターで抵抗値を測るのは時間の無駄です。
ハンダ吸い取りでハンダをとってやり直しです。
となりがブリッジしてたら意味がありません。
アホな奴は記事の転載をしてますねw
もうアホかとw

最後に1.8V、サウンド 3本を直接半田付けします。
電源は長さ、サウンドは色で端子の場所を判別します。

<動作確認>
最初に脱いだ服を着ます。
バッテリーを入れて、正常にゲーム機が動作するか確認します。
ゲーム機の正常動作を確認後、PCとUSBケーブルで接続して、ビューアソフトを起動します。
(ビューアソフトはご購入の方にご連絡しています。)


<筐体への組み込み>
専用カバーで写真のように組み込めます。

他社でバッテリー用のカバーも販売していますが、大量の在庫が余り
カバーだけ売れると困るので、高額になっています。
(最初は1,800円だったものがいまは5,000円)



<トラブル事例と対策>
ゲーム機の電源スイッチを入れても、起動しない
WiFiモジュールの接続ミス、配線した電源がショートしているなどが考えられます。
または、ケーブルがはずれています。

ゲーム機の表示は正常だが、ビューアの下画面にノイズが出たり、表示されない。
下画面データの取り込みタイミングを、ビューアーのキャリブレーションで調整する。

ゲーム機の画面、ビューアの画面の両方がノイズや色調がおかしい。
基盤とフレキの半田ブリッジの可能性があります。ルーペなどでブリッジしていないか確認して、
フラックスを塗り半田ごてを当て、解消します。
テスターで調べるのは時間の無駄です。

ゲーム機の画面は正常だが、ビューア画面の色調がおかしい。
基盤とフレキの半田不良(未接触)や、ゲーム機本体側とフレキの半田漏れや、
半田不良の可能性があります。

ゲーム機のネジを強めに締めると、ゲーム機の画面が乱れたり、色調がおかしくなる。
ゲーム機本体側のフレキの半田箇所にとがっている部分があり、それが液晶パネルの
金属部とショートしていることが考えられます。

ビューアの画面は正常だが、ゲーム機本体の画面が乱れる。
液晶パネルの許容範囲が低く、偽トロキットを取り付けたことにより、
正常に信号が認識できなくなっています。
100台に1台ぐらいの割合で存在します。
PCと未接続状態で、ゲーム機本体の上画面が
乱れる(同期信号がずれる)ケースが現在確認されています。
基盤側の#4b、#4c、#4d、#4eにそれぞれ、2.2Kオームで+1.8V(#1d)にプルアップすることで
解消する場合もあります。


もうできない助けて!Help me!
秋葉原の事務所にお持ち込みください。
何とかなる場合もあります。